第3ステップ 見出し〜ロゴ編<3>Illustratorも導入しています
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付録 @ A
●Illustratorの<効果>スケッチ>を使って作った見出し。
見出しの見せ方の形
●DTPの世界では、「アウトライン文字」と言うが、新聞整理の世界では「袋文字」「袋字」と呼び習わしている。文字の大きさによって、線の幅を調整する。線の幅の半分だけ、文字が細くなることに留意して、線の幅を決める。右の例は、60ポイントの文字に0.75ポイントの黒い線をつけたもの。
●文字に網(アミ)をかける。

Illustrator


●スポーツ新聞などで使われているでっかい見出しは、アウトライン文字の組み合わせで作成できる。線幅と色の異なる文字を重ねれば、簡単に作れる。文字サイズを変える必要はない。
●右の例は、最背面に、白の線幅の大きい文字、次に金赤(マゼンダ100、Y100)で線幅を少し小さくした文字、次に青の裸文字線(幅ゼロ)を乗せた。
金赤
●スポーツ新聞の見出しは、バックスクリーンを文字ギリギリにかける、という特徴がある。一般新聞見出しは、文字とバックスクリーンの縁までの間隔に余白をつくるのがコツだ。(→次の例)
●文字のバックにもさまざまな形、色、模様などをつけると、表現は無限に広がっていく。スミ100%の矩形のバックは、基本中の基本だ。めったに使わないが、重大ニュースを報せる新聞の定番。「米英軍、バクダッドを空爆」などという見出しが新聞第一面トップに躍る日も近い。
●バックにつける模様は、バックスクリーン、テクスチャーとかがある。新聞では「地紋」と呼び、カラー化される以前の新聞見出しの重要な「武器」であった。最近では、朝毎読など主要紙のほとんどから、姿を消しつつある。
●地紋やバックスクリーンやテクスチャーをかける位置にもパターンがある。
●上半分につけるのを「上半がけ」(右の例)、下半分は「下半がけ」。「3分の1がけ」「4分の1がけ」……。「中央がけ」(センターがけ)なども覚えておくと、なかなか便利だ。


●これは、上3分の1がけ。

●下3分の1がけ。

●下半がけ。

●バックに色をつけたもの。色が加わると、また、表現は無限に広がっていく。
●文字自体の加工ではなく、「文字以外で文字を飾る」方法には、「色」「形」があり、それは無限なのである。ここでも、それらをコントロールすることの困難さが浮かび上がってくるのだ。