第3ステップ 見出し〜ロゴ編<1>Illustratorも導入しています
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付録 @ A
いよいよ、見出し作りやロゴ作りに挑戦しよう。
文字の形・いくつかの基本
■文字の形の基本知識をまずは、しっかり押さえておこう。

●右の5文字は、字体の基本形である。
@正体
A平体
B長体
C斜体A=右倒し
D斜体B=左倒し
の5パターンがある。
*平体、長体のそれぞれに斜体をかけることもある。
2003.1.11
Illustrator
●右の9文字は、
@中央が正体(72ポイント)
A上段が平体(30%)
B下段が長体(130%)
*左右に右斜体、左斜体を配してある。














●フォントを変えると、見え方も変わる。
2003.1.12



正体&平体&斜体の基本形
●@正体に斜(シアー15)をかけた文字。右斜体、左斜体。
A平体(30%)に斜(シアー15)をかけた文字。右斜体、左斜体。
B長体(130%)に斜(シアー15)をかけた文字。右斜体、左斜体。
●文字の一部分を加工して、フォントとして存在しない文字を「創る」ことも簡単にできる。
見出しの基本形@裸文字と影付き文字
●文字は、デジタル・フォントを、そのまま、何も加工しないで使用する場合と、何らかの加工をして使用する場合の、二つのケースがある。

●何にも加工しないで使われた文字のことを、「裸文字」「裸で使う」などという。新聞整理では「ほりあげ」と呼んだりする。

●新聞や雑誌の「本文記事」は、ほとんどが「裸文字」だ。


●見出しやロゴは、「裸で使う」場合もあるが、「加工して使う」場合が多い。

●右の例は、見出しなどで、「影」をつけたもの。「影」のつけ方にも、さまざまな方法があるが、これは、コピー>スライド(横にずらす)>グレー化――という、最も単純な方法でつくった。

●DTPの世界では、「シャドー」として、いろいろなパターンがプリセットされているが、基本中の基本の、この「影付き見出し」「スライド・シャドー」は頭にいれておこう。
2003.1.12
Photishop Elements

●Illustratorで作ってみる。色をつけたり、色を変更したりするのは、Illustratorのほうが便利かな。 Illustrator
●「影」の位置は自在に。右に平行移動したり、右下、上、左とどこでもOKだが、新聞・雑誌は、右下が主流のようだ。
●これは、Illustratorの<ブレンド>ステップ数8でつくったもの。「右下のグレーの影」が、黒の裸文字と8ステップのグラデーションでつながっている。
●上から、裸文字、黒影付き文字、<ブレンド>のステップ数3、同8。
●黒の裸文字に、<フィルター>スタイライズ>ドロップシャドー>70%。下は50%。










●白字に黒・線幅2ptの「袋文字」にドロップシャドー。
●Illustratorにプリセットされている<スタイル>の一種にもドロップシャドーがある。 Illustrator
●キスシャドーと呼ばれる見出しは、はじめ、文字を<リフレクト>し、<変形>する。 Photishop Elements
●次に、グレー化。
●次に、<ぼかし>を加え、完成。これを、完成品とすることが決っているわけではなく、過程でできたものも、キスシャドーとして使えばよい。めざすデザインに応じて、使い分ければよい。
●スプレー・ステンシル。これも影付き(シャドー)文字といえる。
●文字に、「影をつける」だけで、見え方、インパクトの与え方もさまざまに変化していく。ここにあげた例は、基本の形だけである。
●これらに、文字の大きさ、斜体、平体、長体をかけ、色を塗っていけば、「文字の形」は無限に広がっていく。
●文字デザインとは、無限に広がり得る「イメージ」をコントロールし、意識化し、一定の表現に閉じ込める作業とも言える。
見出しの基本形A加工文字
(装飾文字、効果文字、フィルター文字、テキスチャー文字、写真文字、地紋文字……)
●Photoshop Elementsにプリセットされている<エフェクト・ブラウザ>テキストエフェクト>ウッドパネル> Photishop Elements
●同、クリア・エンボス。
●同、艶消しメタル。