タブロイド
タブロイド版ペーパー・メディアのデザイン・レイアウト
その3
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紙紙面の中央部(センター)に、「アクセント」「アイキャッチ」「へそ」をレイアウトする
*黒塗り部分は「題字」または「トップ記事の見出し」、下の両隅は「囲み」または「広告」などと考えてください。
  ●3段縦長の写真(イラストなども可)を配置します。記事量がすくなくてもよいのです。写真説明(キャプション)などを添える程度でよいのです。
  ●2分割紙面に、「へそ」としての写真を置くと、こんなふうに紙面全体が引き締まります。
   ●紙面の中央部は、本来、視線がもっとも自然に向かう「求心力」があるスペースです。
  ●トップ記事、サブ記事、3番手記事……と、記事の重要度順に、右上=最重要、左下=重要度がない、と見なされている紙面の「エネルギー分布」に、「風穴」を空ける呼吸で、「アイキャッチ」「へそ」「アクセント」を配置します。
「右上から左下へ」という、縦組みの新聞の「エネルギー分布」を思い出してください。
●「/」の動き=チドリ的動き一辺倒の紙面に、異なる動き(静止する「点」)を与えるわけです。

  ●3段以上のトリミングに耐える、でっかい画像を置くのがコツです。
  
 
●もちろん、他の写真・イラストや、記事の流れなど、紙面全体との関係・バランスを考えながらレイアウトをするのですが、紙面中央部にアイキャッチを配置する作業は、優先順位として高い位置にある、と考えるとレイアウトが多彩になるはずです。紙面
放射型レイアウトのススメ。
もはやセンターが、単なるアクセントではなく、まさに中心=「主役」になった紙面にチャレンジする
緑色の矩形は、写真を示しています。薄緑の1段矩形は、その写真の記事です。キャプション程度の、短い文章でいいのです。
■パッと、目に飛び込んでくるのは、センターであり、そこにインパクトのある写真があれば、トップ記事=右肩も顔負けです。
■トップ=右肩には、依然、最も重要な記事を配置する習わしがあります。縦組みであり、漢字仮名混じり文である日本語の組み版は、これを乗り越えることを容易にはしません。
■しかし、センターに最重要の記事を配するという考え方があっても、おかしくはありません。
■レイアウトを、センターから考えていく、中央から描いていくという試みに、チャレンジしましょう!
低重心型レイアウトのススメ。
シンメトリック・レイアウトのススメ。